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伝統工芸なんてつまらないと侮るなかれ!奄美大島 大島紬村は、大人も子供も楽しめる観光スポット

更新日:6月5日

大島紬村で奄美大島の伝統工芸に触れる

奄美大島の伝統工芸「大島紬」をご存知でしょうか。

織物の名前としてなんとなく聞いたことはあっても、詳しく知っている方は少ないかもしれません。


tumuguから車で5分、同じ龍郷町のなかにある「大島紬村」では、広大な亜熱帯植物庭園の中で、大島紬の製造工程の見学や泥染め体験などができます。


先日、tumuguに滞在されたお客さまが大島紬村を訪れていました。宿から近いので、大きな期待はせずにふらりと訪れたとのことですが、大島紬の素晴らしさを感じることができたと感動していらっしゃいました。


カラフルな門がお出迎えしてくれます


世界三大織物の一つ、大島紬のここがすごい!

大島紬とは、奄美地方の伝統的な織物。絹100%であること、織る前に糸を染める先染めを行い、手織りで、丁寧に柄合わせをして織上げていきます。鉄分を含んだ泥で何度も染めた深い黒色と、緻密な織りの技術が特徴です。


大島紬村では、ガイドさんがついて大島紬の製造工程を解説してくれます。


実際に、職人さんが染めたり織ったりしている現場を見学できるので、ただ説明を聞くだけの退屈な感じはありません。


見学をして、なんといっても驚くのが、工程の多さと複雑さ。


まず、ベースカラーである黒っぽい色に糸を染めるためだけに、何度も鉄分の混じった泥を通し、乾かしを100回繰り返します。さらに驚くのが、絵柄の付け方。


大島紬は、仕上がりのデザインに合わせて糸を染めていきます。縦糸・横糸それぞれに精密な図案があるため、一本として同じ糸はありません。

その糸を正しい順番に織って反物をつくっていきます。

と、文章で書いても意味がわからないですよね!


複雑な工程表


30以上もの作業を何度か繰り返して行うため、実際には100を超える工程を経て生み出される大島紬。1つ作り上げるのに半年から1年もの時間を要すると言われています。


流れに沿ってわかりやすく説明をしてもらえるので、この気が遠くなるような工程を、なんとなく理解することができます。


ちなみに、先日のお客さまは、この工程を経て生み出される織物の美しさに感動したとおっしゃっていました。


糸を織り生地にする、この道40年の職人さん


職人さんに直接質問をすることもできるので、実際の苦労や楽しさを窺い知ることができます。


家族やカップルで体験! 泥染め体験で世界に一つだけのお土産を持ち帰ろう

大島紬の歴史や仕組みに触れられるだけではありません。

大島紬村では、実際に泥染め体験ができるのです!


ハンカチ、Tシャツ、のれんなどの素材を選び、綿糸、ゴムなどを使って絞り、泥田の中へ入って絞り染めをします。 泥染め職人方の指導の下、楽しく体験ができるとのことで人気があります。


職人さんは地元の方なので、方言混じりでの説明も旅気分を高めてくれるのではないでしょうか。



職人さんが泥染めをしている様子


1回1時間半から2時間程度、素材代込みで2000円〜4000円程度で体験できます。

素材の持ち込みもOKとのことですが、できない場合もあるので要問い合わせとのこと。


体験は人気があるので、予約をしてから訪れるのがおすすめです。


ご予約はこちらから


なぜか欲しくなる! お土産コーナーも充実

大島紬村には、実際に大島紬を使った製品が購入できるショップもあります。

着物など高価なものから、コースターなど手頃なお値段で購入できるものまで、なかなか充実した品揃えです。


先ほどご紹介したお客さま曰く、工程を見ていたら感動して、ぜひ何かお土産として持ち帰りたいと思ったとのこと。お土産ショップがあって喜んで買い物をしたと言っていました。



お客さまから提供していただいたお写真です。

大島紬を使ったリボンを購入されていました。髪につけたり、バッグにつけたり、さりげなく伝統工芸を楽しむことができます。



こちらは巾着袋。右側の柄は大島紬の多くの柄の中でも有名な「龍郷柄」。奄美地方に自生している「蘇鉄(ソテツ)」をモチーフにした柄で、龍郷地方で考案されたので龍郷柄という名前になったのだそう。


この龍郷というのが、まさに大島紬村やtumuguがある場所なのです。なんだかご縁を感じてしまいます。


tumuguを訪れた際には、ぜひ大島紬村を訪れてみてくださいね!


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大島紬村


営業時間

午前9時~午後5時 (時短営業あり)


定休日

年末年始(12/31, 1/1)


駐車場

バス 3~5台まで駐車可 / 乗用車 20台まで駐車可


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